03_TortoiseGitでgitクローン、コミット、プッシュ

TortoiseGitとgithubの連携を行い、TortoiseGitからコミットする。

前提

概要(何してるの?)

実は、javaの資料は既にある程度作成済だったので、githubにアップロードしてコミットしたい。
githubに直接アップロードしてもいいけど、ここではTortoiseGitを使ってコミットして目的を果たす。

目次

手順 - gitクローン

まず、github上に存在するコードをローカルに持ってきたい。
普通にZipファイルをダウンロードしても持ってこれるが、コミットとかしたいので、gitクローンを行う。

クローンとは、サーバ上のリポジトリをコンピュータへコピーすること。
また、github上にあるリポジトリをリモートリポジトリ、クローンしてPCに持ってきたリポジトリをローカルリポジトリと呼ぶ。

リモートリポジトリはサーバ上のファイルやフォルダ、ローカルリポジトリはそのサーバ上のファイルをフォルダごとコピーしてPCに保存したもの、と思ってください。
また、これから本格的にgitについて解説しますが、基本的には共有サーバとローカルPCのやり取りで考えればわかりやすいと思います。

0. TortoiseGitの準備

TortoiseGitはgitのクライアント。gitを使いやすくしてくれる。
インストールして日本語化までする。gitがまだだったらそっちもする。詳細は割愛。下記URL参考に。
Gitのインストール|サル先生のGit入門【プロジェクト管理ツールBacklog】

1. どこかにgit用フォルダを作る

ひとまず、どこかにgit用のフォルダを作る。C直下やユーザー直下に「git」とか、わかりやすい名前を付けて作成。
この中にリポジトリを持ってくるイメージ。

C: └git ├ java-training-document │ ├─ カンペ集 │ │ ├─ その他資料 │ │ ├─ スケジュール │ │ └─ 講座内容 │ └─ 課題・ソースコード │ ├ 別のリポジトリ ...

フォルダ構成は上記のようになっていく。

2. gitクローンする

作ったフォルダを右クリックして、gitクローン(複製)...を選択。

下記のようなgitクローン画面が表示される。

  1. URL:
    クローンする元のリポジトリのURLを入力する。
  2. ディレクトリ
    クローン先のフォルダ。特にいじることはない。

gitクローン画面に入力するためのURLを取得する。githubのページの、Codeからコピーできる。

URL:欄に、コピーしたURLを貼り付ける。すると、クローン先のパスにレポジトリ名のディレクトリが自動的に追加される。
また、このディレクトリが存在しない場合、クローン実行時に作成される。

チェックは特にせず、そのままOKを選択。コマンド実行中のウィンドウが表示される。

TortoiseGitとgithubの連携

連携を求められたら実行する

TortoiseGitとgithubの連携を求める、下記のような画面が表示されている想定。

言われるがままに連携を進めていけばよい。はず。

連携終了すればコマンド実行が再開される。

3. クローン完了

コマンドが成功したら完了。

gitフォルダを開くと、githubのリポジトリと同じフォルダ構成になっている。

緑のチェックマークについては後述します。
現状では、付いていてもいなくても問題ありません。

手順 - コミット

リポジトリをローカルに持ってきたので、早速ファイルを追加する。ファイルをコピペするだけなので割愛。

1. コミット画面を開く

右クリックし、Git コミット(C) > "main"...を選択。

2. コミットの設定をして実行

下記のような画面が表示されるので、メッセージを書き込み、コミットするファイルを選択する。

  1. メッセージ(M):
    そのままの意味。メッセージ。
    1行目がgithubでコミットするときの概要、2行目からが詳細となる。

  2. 変更した項目
    変更されたファイルの一覧。
    チェックされたファイルがコミットされる。
    今回は新規ファイルを追加したので、各ファイルの状態は「管轄外」となっている。

コミット(O)をクリックすればコミットが実行され、コマンド実行中のウィンドウが表示される。

3. コミット完了

コマンドが成功したら完了。

手順 - push

今の作業では、ローカルのリポジトリにしか変更が反映されていない。githubのリポジトリに変更を反映させるため、プッシュする必要がある。

pushとは、ローカルリポジトリの更新をリモートリポジトリへ反映させること。
ローカルPCで編集したファイルを共有サーバにアップロードするイメージ。

1. プッシュ画面を開く

さっきのコミット完了のウィンドウの、左下のプッシュ(H)をクリック。
もし閉じていた場合は、リポジトリのフォルダを右クリックし、TortoiseGit > プッシュ(H)...と選択する。

2. プッシュする

下記のような画面が表示されるので、今回はそのままOKを選択する。

OKを選択すると、いつものコマンド実行画面が表示される。

3. プッシュ完了

コマンドが成功すれば完了。

無事にgithubにも変更が反映されている。

チェックマークについて

TortoiseGitを使っていると、git管理されているファイルやフォルダは、アイコンにマークが付く。
マークがついていない場合は、最新の状態に更新するか、PCを再起動すれば付くようになるはず。

アイコンの種類と意味は以下の通り。この一覧はTortoiseGitの設定から確認できる。